アキレス腱炎
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症状

アキレス腱炎(あきれすけんえん)
アキレス腱炎は、ふくらはぎの筋肉とかかとをつなぐ太くて強い腱であるアキレス腱に、炎症が起こることで痛みや腫れなどの症状が現れる病気です。運動をする人に多く見られますが、日常生活での使いすぎや、靴が合わないことなどが原因で起こることもあります。
主な症状として以下のものが挙げられます。
- 運動開始時や運動後に痛む
- アキレス腱を指で押すと強く痛む
- 起床時にアキレス腱周辺がこわばる
- アキレス腱の周りに腫れや熱感がある
アキレス腱炎の症状は、初期には軽いことが多いですが、放置すると慢性化し、痛みが強くなって日常生活にも支障をきたすことがあります。また、悪化するとアキレス腱断裂という、腱が完全に切れてしまう重篤な状態につながる可能性もあります。もしもかかと後方に痛みを感じたり、上記のような症状が現れた場合は、無理に運動を続けることは禁物です。
原因

アキレス腱炎は、アキレス腱に過度な負荷がかかることで、小さな損傷が繰り返し起こり、炎症を引き起こすことが主な原因です。その背景には様々な要因が複雑に関わっていますが、
主な原因として以下のものが挙げられます。
- 急激な運動量の増加によるもの
- 長時間の運動によるもの
- 加齢や筋肉の低下によるもの
- 準備運動不足によるもの
- ふくらはぎの柔軟不足によるもの
- サイズの合わない靴によるもの
これらの要因が単独で、あるいは複合的に関与してアキレス腱炎を引き起こします。運動をする際は、適切なウォーミングアップとクールダウンを行い、自分のレベルに合った運動量や強度を守ることが大切です。また、足に合った靴を選ぶことや、身体の柔軟性を保つことも予防につながります。
対策

かかとをしっかり安定(固定)させることで、アキレス腱やふくらはぎの緊張を緩めることで回復します。またハムストリングス(太ももの裏にある3つの筋肉の総称)の柔軟性も必要なのでストレッチも大事です。
※ハムストリングス
大腿二頭筋(だいたいにとうきん)、半膜様筋(はんまくようきん)、半腱様筋(はんけんようきん)の3つ
